フコイダンの科学
良いフコイダン製品とは？
マーケットに出ているフコイダン製品を見て、どの製品を選択するべきなのか混乱します。製品により価格が異なり、フコイダンの含有量に対する説明もよく分かりません。Supplement Factを読んでみても、選択の助けになる内容を探すことは至難です。 どうすれば良いフコイダン製品を選択することができるのでしょうか。
良いフコイダンと、そうでないフコイダン製品の差は何なのかを調べてみます。
1. フコイダン純度が適切であるべきです。
フコイダン60%、80%、あるいは100%使用と説明している製品があります。この%の差は何でしょうか。時々100%天然という場合もあり、場合によっては重量の80%がフコイダンという場合もありますが、これは純度の%を示しているのではありません。
残念なことに、フコイダンの公式的な定義は明確に規定されていません。フコイダンは単一分子や化合物ではなく、褐藻類に含まれているぬめり成分を構成する多くの化合物を総称する言葉であり、特定褐藻類のフコイダンは硫酸基を含有しています。
その構成成分は単糖体であるフコース、ガラクトース、キシロース、マンノースをはじめとし、カルボキシル基であるウロン酸(グルクロン酸)と硫酸基等で構成されています。フコイダンという単一物質があるのではなく、フコイダンは分析して定量化することもできません。 一部の会社では炭水化物分析法を通し、また他の会社ではHPLC測定法でフコイダンの純度を表記したりもします。すなわち、フコイダン製品を販売する会社ごとにそれぞれ独自の基準によって純度を表示していると考えればよいのです。フコイダンの純度をまともに測定するには炭水化物、硫酸基などの構成成分の総量を全部含めてはじめて正確な純度を知ることができるのです。
ネイチャーメディックフコイダンは約85%の純度を保証する沖縄産のモズクフコイダンと純度85%のオーストラリア産有機栽培認証メカブフコイダンを使った最高の製品です。 購入される製品に表記されているフコイダンの純度(%)が実際にそのまま製品にも含まれているのかどうかを確認されたい場合には、製品分析表のコピーを要請されるのも一つの方法です。
2. フコイダンの含有量が高くなければなりません。
もし85%のフコイダンを使った製品であったとしても、実際にその製品全体に含まれるフコイダンの含有量が何グラムなのかを確認しなければなりません。
例えば、85%のフコイダンを使った製品だとしても、カプセル一つに含まれる含有量が非常に少量であれば、良いフコイダン製品とは言えません。
3. 1種類の褐藻類から抽出したフコイダンだけを使っている製品が良いのでしょうか。
必ずしもそうとはいえません。今まで知られているところでは、褐藻類の種類によって分子構造および活性作用が異なり、多様な褐藻類から抽出されたフコイダンは各々化学結合構造が異なり、複雑で、フコースを含む多様な単糖体と硫酸基などがどのように結合しているのかによっても活性作用とその効能が異なります。
例えば、ワカメから抽出したフコイダン(メカブフコイダン)の場合、硫酸基が多く含まれています。多くの実験と研究の結果、明確にこのようなメカブフコイダンには健康に役立つ効能がありますが、実際にはモズクフコイダンなどの異なるフコイダンにもやはり自らの特別な効能と健康に対する長所があると知られています。
今までの研究結果によれば、それぞれのフコイダンが持つ独特で複雑な結合構造が相互作用を通じて活性作用をすると判断されているため、ネイチャーメディックフコイダンのようにメカブフコイダンとモズクフコイダンが結合した製品がより広範囲に皆様の健康のお役に立てます。
4. フコイダンさえ入っていれば良い製品と言えるのでしょうか。
フコイダンは多くの実験結果と論文はもちろん、実際にその効能を体験した多くの方々が立証する、健康に役立つ良い成分です。しかし、フコイダンだけでは何か不満であると感じられる方々が多くいらっしゃいます。実際に人を対象とした多数の臨床資料があり、日本およびアメリカ国内の多くの病院で実際に推薦、使用されているAHCC®の場合、フコイダンのような多糖体成分なのにフコイダンにはなかった健康の恩恵を皆様に提供できる成分です。フコイダンを補完できるAHCC®のような成分が添加されて相乗作用を発揮すれば、フコイダン以上の健康食品になります。
